消化管に穴をあけるボタン型電池の誤飲に注意!

ボタン型電池の誤飲にご注意ください

落ちているものはなんでも口にする赤ちゃん。
様々なものを間違えて飲み込んだといって病院に来る患者さんは多いですが、中でも危険なのがボタン型電池です。

直径20mmを越えるコイン型リチウム電池は、消化管に接触した部分から流れる僅かな電流で、外側にアルカリ性の物質を作り出しますので、短時間で食道を腐食し、食道穿孔を招く事があり、非常に危ないことが知られています。

要するに、「ボタン電池を飲み込むと、消化管に穴があきます」
とても危険です。

万が一謝って飲み込んだ場合、飲み込んだ可能性がある場合は、急いで医療機関を受診してください。



ボタン型電池誤飲事故の対策

誤飲事故防止のために出来る事をあげておきます


ボタン型電池を使う製品をできるだけ使わない


リモコン、キッチンタイマー、体温計、光るタイプの耳かき、おもちゃ……
いろいろな製品にボタン電池は使われていますが、そもそもボタン電池を使っていない製品があれば、そちらを選んだ方が確実です。家にない方がいいと思っていてください。

しかし、どうしてもボタン型電池でないといけない製品ももちろんあります。この場合、工具を使わないと出す事ができないタイプのものを選びましょう。ネジで止めるタイプのものであれば、万が一落下して壊れたとしても、ボタン型電池が飛び出す可能性は低くなります。
そもそも、子供が遊んでいて取り出せるようなものは選ばない方が無難です。


ボタン型電池を子供の目が触れるところに決して置かない


目につけば、飲み込みます。そう思っていてください。手の届かない高い場所に箱等に入れて保管するなど、工夫をしてください。



子供は、思わぬものを口にします。特に3歳未満の乳幼児のいるご家庭では、一度身の回りの電化製品、見直してみてください。



参考サイト
リチウム電池に関する警告 — 日本小児外科学会
http://www.jsps.gr.jp/general/attension/litium-battery

ボタン電池を使用した商品に注意-乳幼児の誤飲により、化学やけどのおそれも-(商品テスト結果)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20141030_1.html





(記事は下に続きます)
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