赤ちゃんの風邪の時のホームケア〜鼻水の話〜

今回は、あまり医学的根拠とかのややこしいところは抜きにした話をさせてもらいます。

この絵については後から詳しく説明します。

鼻を自分でかむことができない赤ちゃんの場合、風邪などで鼻水が出ると苦しそうで見てられない……! ということが多々あります。
自分で鼻水をかめませんから、鼻水を詰まらせない&上手にとってあげる事が必要になります。
ケアとしては、

  • 水分をよく摂る
  • 部屋を加湿する
  • 鼻水を吸引してあげる
  • 鼻水をガーゼなどで取る
ということが効果的です。
それぞれについて簡単に説明致します。



鼻水のホームケア〜水分をよく摂る〜


体の水分が少なくなると、鼻水も粘っこくなって、詰まり易く、取りにくくなります。鼻水を柔らかくするために、水分を多めに飲ませてあげましょう。もちろん母乳やミルクで構いません。
鼻水が沢山出ると、体の中の水分が出て行くことになります。また、熱がある時は汗や、熱自体でも水分が多く体から抜けていきます。その分の水分を補う意味でも、風邪の時には水分をよく取る事が必要です。


鼻水のホームケア〜部屋を加湿する〜


部屋が乾燥すると、鼻腔内も乾燥するため、鼻水が乾燥してかぴかぴになります。
すると、詰まって取りにくくなりますので、乾燥しない程度に加湿をしてあげてください。
加湿器を使わなくても、例えば湿らせたタオルをハンガーにかけて吊るしたり、(赤ちゃんの手が届かないところに)洗面器にお湯を入れて置いたりするだけでも十分効果的です。

鼻水のホームケア〜鼻水を吸引してあげる〜


鼻水の吸引、いわゆる鼻吸い。

鼻吸いの方法はいろいろあります。一番効果的なのは電動の鼻吸いになります。
が、高い。ただ、鼻づまりが何度も起きる赤ちゃんであれば、購入も検討してください(特に病院に何回もかかって鼻づまりを吸引してもらう子の場合、そちらの方がコストパフォーマンスがよいです。特に幼い子は解剖学的に中耳炎を起こしやすいので、中耳炎を繰り返す子は買って損はないです。耳鼻科通い、かなり大変です……)
こういったものになります。吸引力がしっかりしている分、音が大きい。

口で吸う場合、どうしても吸引力が弱く、十分に取れない可能性があります。が、軽いものであれば口でも大丈夫(と思います。うちの娘はそんなに鼻づまりする子ではなかったので口でとりました。)
我が家が使っていたのはこちら。
途中に小さいボトルがついているため、口の中に直接鼻水が入ってこないので、十分に吸えます。非常に便利。
ただ、泣きます。泣かないときもあるけど、基本、泣きました。泣くと鼻水がまた出る悪循環(涙)
多分、複数回していると、「これやるとなんか楽!」と学習して泣かなくなるのかと思います(が、馴れた頃には風邪は治っているので、次の時にはまた泣く……)
手入れも簡単で、ぬるま湯に吸い取る側をつけて、鼻水を吸うのと同じ要領で吸ったり吐いたりすると内部がしっかり洗えます(何度か水換えしてください)。


鼻水のホームケア〜鼻水をガーゼなどで取る〜


これは絵で説明します(雑ですいません。twitterであげたものです)

ガーゼハンカチを棒状に丸めた物を、鼻の下にあてて、そのままくるくる回します。
すると、面白いように鼻水が中からずるずる出て来て鼻水がトラップされます。

もう一つの方法は、ガーゼハンカチを広げて鼻の下にあて、中から親が指を鼻にあてるように添えてあげます。
そして、手はそのままにして、ガーゼハンカチだけ手前に引き抜きます。
すると、面白いように鼻汁がずるずると(以下略

ティッシュでもいいのですが、何度もやるとティッシュ自体で鼻の周りの皮膚が荒れて、鼻が痛くなってしまいますので、おすすめはガーゼなどです。

しっかり水分を含んだ鼻水が沢山出る時は、これでかなり取れます。吸引するのには負けますが、軽い鼻水程度であればこれで対応できますので、よければ試してみてください。



薬の説明も含めたケアについて、パパ小児科医先生(@tangeganbaru222)も説明されていました。わかりやすいので、ぜひこちらも。
風邪のホームケア~鼻水編~|パパ小児科医のブログ
http://ameblo.jp/tangeganbaru/entry-12192299926.html


赤ちゃんの鼻水についてはいろいろ悩まされます。
家でのケアに困った時は参考にされてください。
早く赤ちゃんの鼻水がよくなることをお祈りしていますよ。

少し年齢があがってきたら、練習すると比較的早く鼻をかめるようになります。こんな練習方法を紹介していますので参考にどうぞ。
小さい子に鼻のかみ方を教える方法〜鼻水のホームケア2〜

(記事は下に続きます)
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